実家誰も住まないどうしたらいい？
実家をそのまま放置でも大丈夫？
実家を有効活用する方法って？
多くの方が同じ悩みを抱えています。
あなたの実家も、知らないうちに“特定空き家”予備軍になっていませんか？
この記事では、
・実家そのまま放置のリスクとは
・実家を放置しない対策とは
・実家問題で悩まないための事前準備【最重要】
上記内容について詳しく解説していきます。
実家を有効活用するためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
『実家を放置』リスクは？
大切な実家をどうしよう？
と悩むのは当然のことです。
ですが、そのまま何もせず放置することで金銭的リスクが発生するので注意が必要です。
空き家でも
固定資産税はかかる？
空き家であっても、所有者に対して毎年固定資産税は課税されます。
条件をクリアすれば、固定資産税が6分の1になる減免措置があります。
減免される条件は、こちらです。
・小規模住宅用地（200㎡以下の部分）➡︎固定資産税評価額×1/6×1.4%
・一般住宅用地（200㎡を超える部分）➡︎固定資産税評価額×1/3×1.4%
「特定空き家」で
固定資産税が６倍に？
放置すると倒壊や衛生上の問題、景観の損害などにより周辺の生活環境に悪影響を及ぼすおそれのある空き家のこと
実は、自治体から「特定空き家」に認定されると、「固定資産税1/6減免措置の解除」がされてしまいます。
つまり、固定資産税が６倍に増加してしまうんです。
「特定空き家」に認定される条件は、
主に４つです。
①そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
②そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態
③適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
④その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態
負担増はそれだけじゃない？
特定空き家の認定後、最終的には、
行政代執行の可能性があります。
空き家が著しく悪化しているにも関わらず、所有者が管理の義務をまっとうしない場合、行政が空き家の解体・撤去などを行うこと
- STEP1助言・指導
修復工事や立木の伐採など、認定される理由となった問題の改善が求められる
- STEP2勧告
勧告を受けると、固定資産税などの軽減措置を受けられない
- STEP3命令
特別な理由があって勧告に対応できていない旨の標識を空き家に設置。命令に従わない場合は50万円以下の過料。
- STEP4行政代執行
行政代執行によって空き家の解体などが行われる
つまり、行政代執行によって、
「解体費用の支払い」
が発生してしまうんです。
この金銭負担は、所有者が支払わなければなりません。
解体費用の一般的な相場は、以下の通りです。
| 建物の構造 | 解体費用の目安 （30坪の場合） |
| 木造 | 120万円∼210万円 |
| 軽量鉄骨造 | 180万円∼270万円 |
| 鉄筋コンクリート造 （RC造） | 180万円∼300万円 |
上記以外にも、プラス付帯工事費（残置物除去etc）が加算されます。
つまり、ザッと低く見積もっても100万円以上もの自己負担になる可能性が大きいです。
期限は３年以内
過ぎると大損の可能性？
もし売却する場合、
住まなくなった日から3年を経過する日の属する年の年末までに売却しなければ、
『居住用財産の3,000万円特別控除』といった税金優遇制度が使えなくなります。
この制度を利用すれば、譲渡所得税の負担を減らすことができますが、放置していると、期限切れで控除を受けられない
つまり、払わなくて良かった税金を支払うことになり、そのまま数百万分もの損をする可能性があります。
以上、放置リスクをまとめると、
✔︎固定資産税が６倍に
✔︎解体費用の自己負担
✔︎税金の優遇が使えず、数百万円もの損
など、お金の負担ばかり・・・
大切な場所を後回しにしたまま“負債”にしてしまうのはもったいないです。
実家をどう活用する？最初にやるべき準備とは
実家を放置せずに活用する方法は、
✅売る ✅貸す ✅残す の３つです。
ですが、どの選択を取るにしても、
「今、実家がいくらの価値なのか」を知らなければ、正しい判断はできません。
理由は、
売る場合
今の相場を知らないまま焦って手放すと、数百万円単位で損をすることも。貸す場合
賃料設定の基準になるのは、まず“適正な資産価値”を知る必要あり残す場合
固定資産税や維持費と家の価値のバランスをチェックできる。
資産価値を知らず「とりあえず維持」するのは、長期的には負担に。
このように、事前に価値を知ることで、
それぞれの選択肢で得か損かの判断が、
グッと現実的になります。
＼つまり／
「実家の価値を知らないまま悩む」
イコール
「選択肢を失うリスク」
があるということ。
今は中古住宅の需要が高まり、「古い実家が予想より高く売れた」と、売る予定がなかった人が、価値を知ることで一つ選択肢が増えたケースあり。
空き家のまま時間が経つと、劣化によって資産価値が年々下がっていきます。
つまり、“今”査定を取ることが、損しないためのタイミングです。
このまま大切な実家を「負債に変える」リスクに晒すのはやめて、「今」できることから、最初の一歩を踏み出しましょう。
実家の価値を知る
損しないためには？
実家の価値を知るには
『不動産一括査定サイト』を利用するのがおすすめです。
理由は、
ｱﾄﾞﾊﾞｲｻﾞｰ
スマホ１つで手軽に、１回の入力で複数の不動産会社から査定結果を受け取ることができ、どの不動産会社に依頼したらいいか比較検討できるためです。
もし複数社に比較せずに、１社だけに査定を依頼すると、数百万円も損する可能性があるので注意が必要です。
得意・不得意が異なる複数社と比べることで、競合原理が働き、より自宅の価値を最大限に高めてくれる可能性が高まります。
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【不動産一括査定サイト】騙されないための注意点とは
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実際、利用する人が多い人気サービスなのですが、
注意点もあるので要チェック！
「釣り査定」に注意してください
・釣り査定とは、とりあえず高い査定額を出して仲介を取ろうとすること。
利用者からすれば、少しでも高く売りたいと考えるのが一般的。そのため不動産会社を選ぶ際に、査定額の高い会社を選ぶことも多いため、注意が必要です。
高い査定額に根拠があればいいですが、なければ「釣り査定」で売却を任せてほしいがためのウソになります。
結論、高い査定額が良い査定額ではありません。
正確な査定額を知ることが重要です。
釣り査定に惑わされないためには、
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【追伸】「まだ決められない」その気持ち、よくわかります。
実家をどうするかなんて、
一度決めたら簡単には戻せない大きな決断です。
・親の介護のこと
・兄弟との話し合い
・固定資産税や維持費のこと
いろんな事情が絡み合って、
「今はまだ決められない」と感じて当然です。
でも、ひとつだけ言えるのは――
「実家の今の価値」を知らなければ、どの選択も正しい判断ができないということ。
売るかどうかは、そのあとで考えればいいんです。
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